こんばんは、ジャスミンKYOKOです。
京都のカフェ「さらさ西陣(にしじん)」を紹介します。
昭和初期に建てられた銭湯をそのまま使ったカフェで、いるだけで楽しくていい時間が過ごせました。
ケーキもすごく美味しいですが、やっぱり一番の魅力は、昭和レトロな古民家の外観と銭湯を活かした内装でしょう。
最寄り駅から徒歩16分と少々遠いですが、それでもこの雰囲気は行く価値があります。
京都市内の北部を周る時はぜひ足を運んでみてくださいね。
「さらさ西陣」徹底的に銭湯を活かした、センスあふれるカフェ
1930年(昭和5年)に建てられた「藤の森温泉」という大衆浴場(銭湯)をそのまま使った店内には、壁一面の美しい「マジョリカタイル」を観ることができます。
マジョリカタイル・・・スペインの「マヨルカ島」を通って輸出されていた美しい彩色のタイルをイギリスのメーカーが「マジョリカタイル」と名付け、世界に輸出し日本にも来た。明治から日本でも製造しはじめ、大正~昭和初期まで作られていた。
テーブルセットが置かれている部分が浴槽や洗い場だった場所です。
その名残がわかりやすいようにと、わざと「男湯」と「女湯」を隔てていた壁を半分残しているのが素敵なんです。
私が座った席はこの壁の向こうだったのですが、そこは「男湯」だったのかな、それとも「女湯」だったんだろうか♪(のぞいているわけではない、思いを馳せているだけ笑)
明治から大正、昭和初期は西欧文化をどんどん取り入れてた、国をあげての「欧米かぶれ」時代なので、私の大好物です(→欧米かぶれ)。
銭湯といえば、「富士山」の絵が浴槽の後ろの壁にどーんと描かれているイメージですが、こういうタイルもすごくいいですね。
大衆浴場というより、アラブの王様のお風呂といいたくなるくらい。
椅子の後ろには水道管の跡がそのまま残っているので、洗い場につながる管だったのかなとか、お湯が出る管だったのかなどと、考えると楽しいです。
お風呂場は少し高い位置にあり、お風呂場側から脱衣所側を観ると、また楽しい。
あーあそこに番頭さんがいたのかしら、とかね。
バッグを置くかごも「脱衣かご」になっていて、徹底しています。
ここに脱衣所があったなら、グリグリが動くマッサージチェアとかあったのかなあ。(あれは昭和後期なんだろうか・・・妄想が止まらない)
コーヒー牛乳を飲みたくなります笑。
ここは映画のロケ地としても有名で、福士蒼汰くん主演のラブストーリー映画『僕は明日、昨日のきみとデートする』で、デートのシーンに使われたらしい。
私はもちろん観ていませんが笑(洋画の犯罪映画好き)、この頃、やたら長くて覚えきれないタイトルの邦画のラブストーリーが多発したのだけは覚えています笑。
ぼくは明日、昨日のきみとデートする
マンガも置いてあって、おしゃれカフェなのに、ここだけおじさんが集まるラーメンやさんみたいで面白い。「課長 島耕作」や「ゴルゴ13」はなかったけど笑。
明かり取りの窓も素敵。洋画ではここから追い詰められた犯人が落下してくるんですけどね笑。
昔のタイルやデザインって、今には出せない可愛さがあるよね。当時の人は後の世で銭湯がおしゃれカフェになるなんて思ってもいないだろうけど笑。
「さらさ西陣」ベイクドチーズケーキが美味しい
「さらさ西陣」の外観や店内の様子につい目が行きがちになりますが、ここのベイクドチーズケーキが、すごく美味しかったので、これもオススメです。
「ストロベリーチーズケーキ」と聞くと、いちごが乗ってくるよねとつい想像しますが、ここはいちごのソースを練り込んだもの。
「さらさ西陣」には生のフルーツを使ったケーキはありません。(焼き菓子専門のようです)
最初は想像と違う見た目に「えっ」と思ったけれど、いちごのソースを練り込んだチーズケーキの美味しさに驚き、バクバク食べてしまいます。
ほんと、この「ストロベリーチーズケーキ」は美味しかった。
「さらさ西陣」には好きなケーキとドリンクを選べるケーキセットがあります。
お値段も1,000円と観光客にも優しい。
ケーキは姉妹店の「さらさ菓子工房」で、毎朝焼いて運んでいるらしい。
「アップルウォルナッツ(りんごとくるみ)のケーキ」が気になりましたが、この日は残念ながらなく、ストロベリーチーズケーキにしたけど、思いがけない美味しさに大満足でした。
会計の時に出すカードが、脱衣所のロッカーの番号札みたいで、楽しい。とことんこだわっているところにキュンとします♪
つい、コーヒーを頼みがちなので、この日は「チャイ」に。
※チャイ・・・・もともとはヒンズー語で「お茶」という意味。インドの飲み物で、鍋で煮出したミルクティに香辛料を入れたもの。
ここのチャイはスパイシーすぎて、ハチミツをいっぱい投入してしまった・・・笑。
でも美味しかった。
パートナーK氏が頼んだ、「カフェオレ」がすごく美味しかったので、スパイシーなものやコーヒーの苦味が苦手な人にはこちらがおすすめです(京都は他に食べたいものがたくさんあるので、おなかの容量を空けるため、ケーキは2人で1つを頼んだ笑)。
ここのコーヒーは、姉妹店の「CLAMP COFFEE さらさ(クランプコーヒーさらさ)」で自家焙煎した豆を使った本格的なコーヒーです。
そのカフェオレなら間違いないですね♪
アイスカフェオレ頼むと、「銭湯でコーヒー牛乳気分」が味わえるかも笑。
ランチセットもあるようなので、こちらも食べてみたいですね。
「さらさ西陣」の情報
「さらさ西陣」は、地下鉄烏丸線(からすません)の「鞍馬口(くらまぐち)」駅から徒歩16分。
周囲にあまり観光地はありませんが、行ってみる価値は大です。
着いたら外にある名簿に名前を書いて待ちましょう。(予約も可能)
2軒隣がミシュランを取ったお蕎麦やさん「手打ち蕎麦 かね井」なので、食後のコーヒーを飲みたい場合はこちらに名前を書いて、待ち人数次第では蕎麦を食べながら時間をつぶすというのも手。
店名 | 「」 |
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WEBサイト | Instagram WEBサイト |
地下鉄烏丸線「鞍馬口」駅から徒歩16分。